2013年10月25日金曜日

ドラフト2013 各球団の指名短評

巨人
×1位石川 歩東京ガス
1位小林 誠司日本生命
2位和田 恋高知高
3位田口 麗斗広島新庄高
4位奥村 展征日大山形高
5位平良 拳太郎北山高
育成1位青山 誠日本大
育成2位長江 翔太大阪経済大
育成3位北之園 隆生秀岳館高

石川投手のくじ引きを外し、巨人以外NO宣言の小林誠司捕手へ。
正捕手阿部が来年35歳(早生まれ)という事もあり、阿部の後継者候補という事だが、阿部と比較するのはさすがに酷か。
個人的には滋賀県出身4位の奥村が注目。
お父さんはさわやか甲西旋風の時の主軸でプリンスホテル時代は全日本の四番も務めた強打者だった。
石川は外したものの、なんとかまとまった印象。65点。


楽天
○1位松井 裕樹桐光学園高
2位内田 靖人常総学院高
3位濱矢 廣大Honda鈴鹿
4位古川 侑利有田工高
5位西宮 悠介横浜商大
6位横山 貴明早稲田大
7位相原 和友七十七銀行
8位相沢 晋日本製紙石巻
9位今野 龍太岩出山高

なんと言っても松井をクジで引き当てたのは大きい。相変わらずクジ運の強い球団である。
捕手の内田を指名した以外は全て投手。今年、優勝したとは言え、田中将大24勝、則本15勝が際立つだけで、駒は絶対的に足りず、また田中のメジャー流出も噂されるので、補強ポイントをしっかりと補った形。
満点ドラフト。


阪神
別記事参照(ドラフト2013寸評 阪神タイガース)。点数は65点ぐらいかな。


西武
1位森 友哉大阪桐蔭高
2位山川 穂高富士大
3位豊田 拓矢TDK
4位金子 一輝日大藤沢高
5位山口 嵩之トヨタ自動車東日本
6位岡田 雅利大阪ガス
7位福倉 健太郎第一工業大

こちらは投手を欲しがっておきながらの森友哉単独指名で阪神を出し抜いた。出し抜いたというより、あれだけGMがベラベラ喋ってはバレバレ。
炭谷が来季FAという事もあり、捕手を二人指名。
こちらも補強ポイントと合致する目玉が取れ、以降もまとまった指名で80点ぐらいでしょうか。


広島
○1位大瀬良 大地九州共立大
2位九里 亜蓮亜細亜大
3位田中 広輔JR東日本
4位西原 圭大ニチダイ
5位中村 祐太関東一高


こちらも今年の勢いそのままに大瀬良のくじ引きで勝利。
指名数は少ないものの、即戦力中心に下位で将来性が評価されている中村を指名。
少なくとも80点ぐらいは評価できる。


ロッテ
○1位石川 歩東京ガス
2位吉田 裕太立正大
3位三木 亮上武大
4位吉原 正平日本生命
5位井上 晴哉日本生命
6位二木 康太鹿児島情報高
育成1位肘井 竜蔵北条高

ロッテは松井を公言していたが、巨人単独と言われた石川の横取りに成功。
過去、囲い込み戦術で長野を強奪されているだけに、気持ちのいいドラフトに。
捕手に逸材の多い年という事で、各球団が捕手を上位で指名したが、こちらも超大型捕手を獲得。
その他投手野手とバランスよく揃え、育成でも捕手獲得と、伊東政権という事も考えれば非常に期待の出来るドラフト。80点。


中日
×1位松井 裕樹桐光学園高
1位鈴木 翔太聖隷クリストファー高
2位又吉 克樹香川オリーブガイナーズ
3位桂 依央利大阪商業大
4位阿知羅 拓馬JR東日本
5位祖父江 大輔トヨタ自動車
6位藤澤 拓斗西濃運輸
育成1位岸本 淳希敦賀気比高
育成2位橋爪 大佑大阪商業大


松井の抽選を逃したが、本格派高校生投手鈴木を指名。
又吉、桂と2位以降も前評判の高い選手を指名しつつ、更に5位で地元トヨタの祖父江を指名出来たのは大きい。
松井を差し引いても70点。


ソフトバンク
×1位松井 裕樹桐光学園高
×1位杉浦 稔大国学院大
1位加治屋 蓮JR九州
2位森 唯斗三菱自動車倉敷オーシャンズ
3位岡本 健新日鉄住金かずさマジック
4位上林 誠知仙台育英高
育成1位石川 柊太創価大
育成2位東方 伸友浜田商高
育成3位曽根 海成京都国際高
育成4位張本 優大佛教大
左腕の欲しかったソフトバンクは松井の抽選を外し、更に杉浦も外して地元JR九州の加治屋へ。以降も右投手ばかりの指名に。
4人で指名終了していることからもかなり失敗ドラフトなのではないでしょうか。50点。


駄目だ、眠たい。
申し訳ありませんが今日はここまで。
また続きを書きます。


横浜DeNA
×1位松井 裕樹桐光学園高
○1位柿田 裕太日本生命
2位平田 真吾Honda熊本
3位嶺井 博希亜細亜大
4位三上 朋也JX-ENEOS
5位関根 大気東邦高
6位山下 峻松本大
 
育成1位砂田 毅樹明桜高
育成2位萬谷 康平ミキハウスREDS

来年は是が非でもAクラス入りを果たしたい中畑DeNAは松井に行ったもののクジはハズレ。
しかし、ハズレ一位で完成度の高い即戦力柿田を3球団競合の末獲得出来た事は大きい。その他社会人投手主体でまとめ、来年のAクラス入りを目指して良いドラフトが出来たのではないでしょうか。80点。


オリックス
1位吉田 一将JR東日本
2位東明 大貴富士重工
3位若月 健矢花咲徳栄高
4位園部 聡聖光学院高
5位吉田 雄人北照高
6位奥浪 鏡創志学園高
7位柴田 健斗信濃グランセローズ
8位大山 暁史セガサミー
 
育成1位東 弘明徳島インディゴソックス

まさかの吉田単独指名に成功。東明に続き、3位でも森の次に評価の高かった高校生捕手若月の獲得に成功。北照吉田や育成で東などかなり満足度の高いドラフトとなったのではないでしょうか。90点。


ヤクルト
×1位大瀬良 大地九州共立大
○1位杉浦 稔大國學院大
2位西浦 直亨法政大
3位秋吉 亮パナソニック
4位岩橋 慶侍京都産業大
5位児山 祐斗関西高
6位藤井 亮太シティライト岡山


大瀬良のクジにやぶれたヤクルトは188センチ右腕杉浦を獲得。
やはり即戦力投手の欲しかったヤクルトとしては大社投手中心のドラフト。
特に際立った指名ではないと思うが、補強ポイントに合致したドラフト。70点。


日本ハム
×1位松井 裕樹桐光学園高
×1位柿田 裕太日本生命
×1位岩貞 祐太横浜商大
1位渡邉 諒東海大甲府高
2位浦野 博司セガサミー
3位岡 大海明治大
4位高梨 裕稔山梨学院大
5位金平 将至東海理化
6位白村 明弘慶應義塾大
7位岸里 亮佑花巻東高
8位石川 亮帝京高


こちらは1位抽選に3度破れる貧乏くじ。
なにより貧乏くじの塊の阪神に抽選負けしたのは今年の勢いを象徴しているのではないでしょうか。
ただ、渡邊は非常に評価の高かった高校生野手で、野手育成の上手な日ハムに入ったのは楽しみ。
近年のドラフト巧者っぷりからは考えにくいドラフトとなりましたが、ウェーバーが早かったこともあり浦野の二位で確保出来たのは上々の出来。8位まで指名出来たのも予定通りで、イメージほどは悪くない印象。65点。

※点数や短評はあくまで個人的な評価です。

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